クラリネット奏者の皆さん、リード問題って切実ですよね。
良いリードがない時って、気分も下がります。
クラリネットだけでなく、オーボエ、ファゴット、サックス、全てのリード楽器の奏者は皆、いつも頭を悩ませていると思います。
今回の記事では、
- これさえ選べば間違いない!オススメのリードのメーカー
- リードの硬さとは?吹きやすさや音色の比較
- 初心者でも簡単!本番用リードの選び方・育て方
について、紹介していきますね。
これさえ選べば間違いない!オススメのリードのメーカー
初心者ならば、まず第一選択はこれしかないでしょう。
バンドレンの【トラディショナル】 です。
部内でも、このリードを使っている人が大半ではないでしょうか。
私も、学生時代はこのリードを使っていました。
長年にわたって高い評価を得ている、一番ポピュラーなリードです。
どんなスタイルの音楽にも合います。
高い音から低い音まで鳴りやすい。
低い音からいきなり高い音に飛ぶような場面でも、音が豊かに鳴ってくれます。
良い音色を保ちながら、レガートやスタッカートが楽にできるリードです。
これを持っておけば間違いなし!
次に、リードの厚さについてお話していきますね。
リードの硬さとは?吹きやすさや音色の比較
リードには、「2」や「3」「1/2」など数字が書かれていますね。
これはそのリードの硬さを表しています。
一般的には「厚さ」と呼ばれることが多いですね。
それぞれの硬さについて、詳しく解説していきます。
- リードの基本の硬さとは
- 硬さによる吹き心地や音色の比較
- 個人的おすすめの硬さ
リードの基本の硬さとは
基本の厚さは「2半(2 1/2)」と言われています。
2半だと、程よい柔らかさで音が出しやすく、音色は薄くなりづらいです。
硬さによる吹き心地や音色の比較
リードは、数字が大きいほど硬さが増し、吹いたときに抵抗感を感じます。
2だと、息は入りやすいですが、音がとにかく薄っぺらいです。
俗に言う「ペーペーした音」ですね。
あまりいい音色とは言えないです。オススメしません。
3だと、少し吹いた時の抵抗感が増してきます。
その分、音がまろやかになります。
3半になると、さらに抵抗感があり、苦しいと感じるかもしれません。
しかし、音色はそのクラリネットらしい澄んだ柔らかい音になってきます。
入部して楽器に慣れてきた頃から、2半から少しずつ硬めのリードにチェンジしていけると良いと思います。
個人的おすすめの硬さ
私の個人的なおすすめは、3〜3半です。
苦しいなと思ったら、自分でヤスリで少し削って調節することもできますよ。
※削りすぎ注意!
初心者でも簡単!本番用リードの選び方・育て方
奏者たちを悩ませる、本番。
練習不足が心配なのではないのです。
当日、リードが絶好調で鳴ってくれるか。
これに尽きますよね。
リードを1箱買っても、1本も吹きやすい自分好みのものがなかった。
こんなことはしょっちゅうあることです。
めげずに、これから書くことを実践してみてください。
- 保管にはこれ!おすすめのリードケース
- 毎日全てのリードを試奏して育てよう
これらを順番に解説していきますね。
保管にはこれ!おすすめのリードケース
リードを、買ったときについていたケースに入れて保管していませんか?
これです。
これに入れている人は、今すぐやめましょう。
出し入れするときに、リードの破損が起きやすいです。
せっかくのお気に入りリードが、一瞬にしてダメになることも・・・。
このようなケースに入れて保管しましょう。
なるべく、たくさん入るものが便利です。
左から、吹きやすい順に並べておく、といった使い方ができます。
毎日全てのリードを試奏して育てよう
先程、吹きやすい順に並べておく、というお話をしました。
できたら、毎日全てのリードを試奏して、並べ替えてください。
1軍、2軍、3軍を決めていく、リードのレギュラー争いです。
なぜそのようなことをするのか、理由は2つ。
1. 気に入ったリードばかり使うことで、せっかくの良いリードをすぐにダメにしてしまうことを
防ぐため
2. 3軍リードが、ある日突然変身することがあるため
1については、言葉の通りです。
靴は、毎日同じものを履かずに、何足かをローテーションすると良いという話を聞いたことがあるかと思います。
それと同じ原理です。
2についてですが、「どういうこと?!」と驚いた人がいるかもしれません。
実際、よくあることなんです。
吹いているうちに、そのリードの本来の良さが引き出されてくることがあります。
3軍から1軍にはなれなくても、2軍くらいにはなれるかもしれません。
また、その逆で1軍リードが2軍落ちすることも、悲しいかな、あるんですね。
本番まで、どう転ぶかわからないのがリード問題の困ったところ。
しかし、我々クラリネット奏者は、そんな問題に立ち向かっていかなければなりません。
コツは今までお伝えした通りです。
ぜひ、実践してみてくださいね。
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